フルトベングラー『田園』

N響アワーでベートーベンのピアノ協奏曲第四番が流れているが、なかなか結構な音楽。今朝もシェリング(ヴァイオリン)・シュミット=イッセルシュテット指揮の「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」を聴いていたんだが、この第2楽章は本当に息を呑むような美しさで、みなさんも是非聴いてみるとよいと思う。
ところで昨日は、フルトヴェングラー指揮『ベートーベン交響曲第六番《田園》他』(1952年)を350円で購入し、早速聴いたのだが、私は本気で怒り心頭に発した。氷川きよしにたいして。第六番をゲットし、これでようやくベートーベンの全交響曲を聴き終わるな、でも「田園」って標題がついてるぐらいだから、もしかしたら聴いたことのあるメロディーじゃないかな、などと思いつつ、いざスイッチをオンしたのだが、スピーカーからは耳に馴染んだメロディーが流れてきたわけですよ、「黒豆ココ1アはハウスだぁよ〜、イソフラボン♪♪」って。嗚呼、フルトヴェングラーウィーンフィル!ベートーベンが奇跡的に美しい転調をいくら重ねたところで、なにもかもが台無しになった。この精神的被害は、いったい誰に訴えればよいのだろうか。