捨てられる男

私は物を捨てるのが大の苦手で、最近ようやく消費社会の大量廃棄にも慣れてきたところなのだが、今日掃除していると、いろんなガラクタが出てきて驚いた。ネジ、レシート、メモ、輪ゴム、他人のレジュメ、服の替えボタン、ベルトの切れはし、ビラ、映画チケットの半券、綿棒、説明書の類、などなど。過去に異様なまでにこだわっていた、過去の自分。断念を受け入れられずにいたのは、未成熟のゆえだったのだろう。