ヒコリン再上京

今日はSimmeについてかなり知見を深めたので、それについて書くつもりだったのだが、実はヒコリン(←キミー)が再上京し、いまわがChambreを占拠しているのである。隣で難しい顔をして寝ているのだが、それは私が電灯を煌々と点しているせいでもある。なので、一つだけネタを書き留めて、終了することにしよう。今日、ヒコリンは古本屋で『窯別 現代の陶芸』(光芸出版)という本を買ってきたのだけれど、それをめくっていると、大本教三代目教主は陶芸家だったことがわかった。出口直日という人だ。「この人ほど善性の人を知らない。『大本』は筆舌には尽くせぬ辛酸をなめたが、この人からはいささかもあの暗黒時代を感じることができない。一見平凡な老婦人だが、悟道の人だけがもつある雰囲気がただよう。/直日の陶技はプロのそれではない。陶歴二十年というに初心である。作品は稚拙のごとくだが、この人の心があますところなくにじみでている(111)」。ちなみにヒコリンが購入したもう一冊の本は、『骨董・アンティーク価格図鑑』(光芸出版編)である。