クリスト教

クリスト誕生のころは、ローマでは共和政が滅んで帝政が成立する時期であり、古代普遍世界はいわば精神的な空白のなかにあって、民衆の心を燃えたたせるようなものはなくなっていた。(クリスト教はその穴を埋めた。)78
ギリシア文明は人間を中心としていた。……クリスト教は、こういう人間的要素・現世的価値の完全な否定として現れ、普遍的な形式をもつようになる。……この新しい、現世を越えた意味が、現実との緊張を生み出すように働き、ヨーロッパに永続的な課題を設定していくのである。78

でまあ、313年、コンスタンチヌスが帝国の補強のために、これを国教化するわけですわ。ほんとはAugustinusまでメモっておこうと思ったのだが、疲れたのでここでヤメル。以上は、後々使うための引用です。