雑感

今日は新宿にいったり色々して、少々くたびれた。
女子中学生の読む雑誌を見せてもらったのだが、バレンタイン特集だった。「好きな人にどう告白したらよいか」みたい企画があって、いくつかの戦略パターンが提示されていた。感心したのは、「『あ〜、もうすぐクラス変えだねぇ、いやだなぁ』と言う」という方法。こう言うと理由を聞かれるから、そのとき何気なく「だって、寂しいじゃん」と返事すると良いのである。なるほど、中学生くらいの私がこんなことを言われた日には、まちがいなく卒倒しただろう。まあ、おぼこかったからなあ。
他方、ぼうっとしゃべり場を見ていたら、地球環境とか戦争とかについて考えない人はダメだという中学3年生の女性が出てきて、たいへん面白かった。こういう抽象的なことを考えてしまう人は、大変期待がもてる。「そんなこと考えて何のメリットがあるの?」と他の子どもは騒いでいたが、そういうバカは放っておいてよいのである。「メリット」などとという言葉で思考を限界づけてしまう人間は、対話する相手ではなく、操縦すべき存在でしかないのである。
ということで、たぶん中学生の私は、クラス変えの話題よりも、世界の行く末について語る女子をいっそう好んだに違いないという結論。