核保有論議について

週刊プレイボーイ』で宮崎哲哉がしつこく話題にしている。論議すら認めない朝日はイカンというのだ。たしかに核保有が原理的次元でタブーではありえないという意思表示は国際戦略上重要だと思うが、当然ながら核保有という選択肢が現実的に望まれるべきではないということも自明であって(もちろん「現実的に」であって「規範的に」望まれないのではない)、「議論をしましょう」という政治家連中がその辺の感度をどの程度もっているのかはきわめて微妙である以上、議論すること自体への危惧懸念は、朝日的ではないかたちで、やっぱり存在するわな。議論するまえに、国際政治の文献をきちんと読んで勉強すればいいだけの話。政治家たるもの、そのくらいの定見は備えていろ、と、まあそう言いたいですな(勉強する暇がないんだったらタケミ先生に聞けばよい)。
というわけで、ミヤテツは朝日を批判している暇があったら、ちゃんとタウンミーティングを批判すべきだ。来週号は復党問題とからめて、タウンミーティングについて書いてください。