黒木和雄『日本発見シリーズ 群馬県』(1962)

(30分・16mm・白黒)黒木の初めてのテレビ作品で、全国の都道府県を紹介する「日本発見」シリーズ(通称「地理テレビ」)の一作。「青の会」の同志であるキャメラマン鈴木達夫との初仕事でもあり、移動撮影を駆使したのびやかな作品だが、会社の判断でオクラ入りにされた。
’62(岩波映画製作所)(製)高村武次、吉原順平(撮)鈴木達夫(録)久保田幸雄(録)鈴村和彦

白黒でテレビ作品ということもあって、鈴木達夫は非常に好きだが、そこまでインパクトを感じなかった。群馬の観光資源(草津温泉)、伝統的織物産業(富岡製糸工場)、太田市の産業近代化(工場設立、若年労働者)、群馬交響楽団