選挙がらみ

小田嶋隆氏のブログを読んでいたら、おもしろい文章があった(続きの文章もおもしろい)。

…… もうひとつ、安倍さんは、あの話し方(つまり、センテンスが長く論理構造が複雑な、役人答弁仕様の演説原稿)は、東大を出てないヒトがやると、すごくバカっぽく見えるということを知っておくべきだと思う。
 東大出の官僚が、あのテの言葉づかいでしゃべることについて、われわれはあらかじめあきらめている。
「はいはい。こういうのがあんたたちの芸風なんだね」
 と、半ば反感を抱きながらも、残りの半分では、彼らのアタマの良さを認めてもいる。
 でも、こういう「どうせあんたらにはわからんだろうけど、一応形だけ説明してやるけどさ……」式の、いわゆる「木でハナをくくったような」答弁を、二流私大卒の安倍ちゃんがキメると、反感だけが残ることになる。
「このヒトは背伸びをして難しい言葉を使っているんだろうか」
「やたらと横文字を使いたがるのは、学歴にコンプレックスがあるからなのか?」
「なーにをグダグダ言ってるんだか」 
 という感じがするわけだ。
「あの血筋であの家系なら、慶應の幼稚舎ぐらいには入っていないとウソなんじゃないのか?
「DNA的には、安倍ちゃんの経歴はありゃ事故の部類だろ」……

小田嶋さんのブログはいつも面白い。オシムの評価なども「うんうん」と頷いて読んだ。
有田芳生氏のブログより。「ヨシフ」という名はスターリンの名前から付けられたのだそうだ。

……わたしたちが東京都で得た得票は、民主党229万6556票(38・88パーセント)、自民党153万9810票(26・06パーセント)、公明党71万8202票(12・16パーセント)、共産党55万4601票(9・39パーセント)に続く27万6339票(4・68パーセント)で、社民党25万6023票(4・33パーセント)、国民新党11万1251票(1・88パーセント)を抜いている。わたしが居住している練馬でも共産党2万8312票(8・66パーセント)に続く1万6978票(5・19パーセント)で、社民党国民新党よりも多く得票している。誤解を恐れずにいえばあの素人集団でこれだけの得票を得たことに、新しい政治文化への兆しがあるように思える。政治の世界とは面白いもので、さっそく民主党筋から次の衆議院選挙への出馬打診があった。わたしのこれからについては明日から読む藤田省三さんの『異端論断章』(みすず書房)にすでに答えがあるような予感がある。

私もひそかにプッシュしていた新党日本ですが、東京では意外に浸透していた模様。