立川談春
志ん朝ゆかりのホールということで、この演目(写真を見比べてね)。二番目の演目の前には、談志師匠と志ん朝師匠の比較論に始まって、柳家小さんの話に。「誰もがその文章をマネしたくなるが、マネして物になった人はいない」という色川武大と同じことが、柳家小さんにも当てはまるそう。談春師匠が、長嶋茂雄に見惚れるようにして小さんから教わったというのが、『蒟蒻問答』とのこと。
最初の『粗忽の使者???』は、2、3週間前に志ん朝のCDを聴いていたところだったので、違いを楽しむ感じで聴いていたのだが、正直清兵衛の造型が志ん朝よりもくだけていたように思った(本人はパクリだとおっしゃってたっけ?)。クソ真面目な噺だが、志ん朝→談春の系譜を垣間見たという意味では貴重だったのかもしれない。『粗忽の使者???』の前の安倍自民党と小池百合子の話、朝青龍と相撲協会の話も、ゲラゲラ笑えた。