作業を進めていたら、考えていたコンストラクションでは行き止まりであることに気づいた。一歩進歩?それとも後退?何とか帳尻を合わせたいものだ。
松田博公『鍼灸の挑戦』(岩波新書)は面白い。「左翼+スピリチュアリズム東洋医学」というニュアンスが気になるものの、やはりツボには期待せずにはいられないし、効果があるような感じがする。近代合理主義を乗り越えていく潜勢力が鍼灸にあるかどうかだが、私はこういうモノには昔から素朴にオポチュニストであり、近代合理主義は、合理主義を制御する「方法としての合理主義」とならなければならないと思う。モダニズムポストモダニズムを経てプラグマティズムに到達すべき。要するに、いろんなことにがんじがらめになって生きていく一神教的世界観・人生観を相対化する必要がある。