ミヒャエル・ホーフマン『厨房で逢いましょう』(2006)

EDEN 2006年 ドイツ・スイス映画 独語 1時間38分 ロッテルダム映画祭・観客賞受賞 監督: ミヒャエル・ホーフマン 出演: ヨーゼフ・オステンドルフ、シャルロット・ロシュ、デーヴィト・シュトリーゾフ
孤高の天才シェフ、グレゴアは平凡な主婦エデンに恋をした。口下手な彼は、「まるで楽園にいるような味…」と絶賛するエデンの食欲を満たすことに悦びを感じますます腕にみがきをかけるのだが…心に優しく目においしい、ほろ苦いスパイスもちょっぴり効いた大人の恋の物語。

主人公のエデンが持田香織似の美人で、その点は大変良かったのだが、映画としてはそれほどの出来ではなかった。何よりエデンの嫉妬する夫がアホすぎる。よく考えればエデンもただ食いしん坊なだけのおバカさんだし。娘が知的障害という設定もまったく効果をあげておらず、ロッテルダムの観客の目は節穴だということが判明した。せめてもう少し濡れ場が多ければ…。個人的にはドイツ語なのも減点。