最近の若者向けの皮靴だが、えらく先端が尖ったものがあって、それを履いている男を見つけると、大抵不愉快な気分になる。なんか調子に乗っている感じがするし、尖った攻撃性を発揮して、男性的な精力を誇示しているような雰囲気がある。たいていはオシャレな男だ。
そういう男を見るとぼくは「ああ、こいつはチンポが小さいんだな、それをコンプレックスに感じているんだろうな、だからこんなに尖った靴を履いて代理満足を得ているのだな、チンポが小さい代わりに靴を尖らせているのだな」と思うことにしている。まあ実際にチンポが小さくなかったとしても、心のチンポが小さいことは確実だ。現実のモノの小ささはテクニックで補えるにしても、心のチンポの小ささはテクニックでは補えない。せいぜい靴の先端を尖らせて意気がっていられる程度である。それだって、ほら、このとおり、ぼくに簡単に見透かされているじゃないか、ざまあみろ、と思うのである。