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ひどい雨を避けられたのでラッキーだった。今日は偶然見つけたフランス関係の本が面白くて、どんどん読み進めてしまった。
古本屋でマグナ・カルタの本を買った。なかなか読ませる。
…より歴史具体的にいえば、次のような事情が存在したのである。即ち一三世紀初頭、西北部フランスにおける家領を喪失したアンジュー家は、その回復のため、あるいはヨーロッパの他の地域における同家の特殊利益(=所領政策)を追求するべく、イングランドをそのための手段の供給源たる家産として扱おうとしたのに対し、在イングランドの家臣たちは、このような企てを彼らの利害関心をこえることとして、このために法外な犠牲を払うことを拒絶し、このような企てを決定し、またそのための犠牲を彼らに強要する力をもつ装置(王の家政組織)に対する統制権を要求したのである。(6)
十字軍、対カペー家との戦争、ハインリヒ六世への身代金など、極端な重税政策をとったリチャード1世にはノルマンディ利権ゆえに従った領主たちであったが、その利権が失われるや否や、アンジュー家との対抗関係に入った、ということ。
マグナ・カルタの世紀―中世イギリスの政治と国制1199ー1307 (歴史学選書)
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