井口奈己『人のセックスを笑うな』(2007)

137分 監督・脚本 井口奈己 脚本 本調有香 原作 山崎ナオコーラ 出演 永作博美松山ケンイチ蒼井優忍成修吾/市川美和子/あがた森魚温水洋一
冬の早朝。美術学校に通う磯貝みるめ(松山ケンイチ)、堂本(忍成修吾)、えんちゃん(蒼井優)は軽トラックで山道を走っていた。 トンネルの手前で、終電を逃し歩く女を見かけ、バス停まで送る三人。/それから数日。学校に新任のリトグラフ講師猪熊ユリ(永作博美)がやってくる。ユリはみるめ達がトラックに乗せた彼女だった。(早稲田松竹HP)

美術学校講師のユリ(永作博美)が生徒のみるめ(松山ケンイチ)に目をつけ、「モデルになってくれないか?」との口実を作り、身ぐるみ剥がしてしまう。松山ケンイチとセックスを済ませる永作博美。じつは39歳のユリには年上の夫がおり、みるめとは不倫関係だった。ショックを受けるみるめ…。
しかしユリは奔放そのもの。ある日、みるめは夫と住まうユリの家にやってくる。ユリとセックスを開始するみるめ。そこに夫が帰宅。夫の不気味な笑顔を見て、みるめが叫ぶ。「人のセックスを笑うな」。
…というような筋だったら、面白かったのだけど。
冗談はともかく、これもヒドイ作品だった。駄作ながら、蒼井優ちゃんが頑張っていた。それにしても群馬ってのは、本当に何にもない場所だなぁ。