マイク・ニューウェル『コレラの時代の愛』(2007)

Love in the Time of Cholera 2時間17分 出演: ハビエル・バルデム、ジョヴァンナ・メッツォジョルノ、ベンジャミン・ブラット http://kore-ai.gyao.jp/
激化する内戦とコレラの蔓延に揺れるコロンビアを舞台に、622人の女性と関係を持ちながら、初恋の女性を51年9ヶ月と4日待ち続けた男の愛と人生を描いた、ノーベル賞作家ガルシア=マルケスのベストセラー小説の完全映画化!!

一人の女をめぐって、電報夫(のち社長)と医者の二人が奇妙な三角関係を繰りひろげる。純情な電報夫は初恋の相手となるが、結局フラれてしまい、女はモテ男の医者と結婚する。しかしこの電報夫、「あなたと一緒になるまでは純潔を貫きます」とかのたまって、みるみるうちにキモくなっていく。中年男が純潔を誓う図なんて、本当にきもい、きもすぎる。
しかしこの中年男はひょんなことから強姦されてしまい、女の味を知った男は、ナンバーを付けながら、あらゆる女と性交し始める。この設定も若干きもい。最後に老女となった女と念願の合体を果たすのだが、このラストで感動できるかというと、非常に微妙というしかない。シワシワの身体同士で性交されても、どう観たらいいのか分からないもん。
原作はどうなってるんだろうか?と真剣に思うほど、キモい映画だった。南米では女の方が男を強姦するカルチャーがあるらしい(偏見)ので、一度行ってみたいものだ。