2005-04-28から1日間の記事一覧

知識社会学と言説分析(4月22日分を移動)

今日はますます誰も読まない話題について書こう。Merton『社会理論と社会構造』の第12章「知識社会学」を勉強した。Mertonはここで、従来からの知識社会学の各潮流について整理し、今後の知識社会学のあるべき方向性を指し示している。分析されるのは、マル…

『お金に「正しさ」はあるのか』と『精神疾患とパーソナリティ』

さて、悔しさを忘れるために、読書で気を紛らわす。ロバート・グレイヴズ抄訳『ギリシャ神話』(PHP新書)、仲正昌樹『お金に「正しさ」はあるのか』(ちくま新書)、フーコー『精神疾患とパーソナリティ』(ちくま学芸文庫)を並べて、三冊同時読み(こ…

稲垣浩『風林火山』(1969)

(165分・35mm・カラー)映画産業の衰退で時代劇が作りにくい時期に、稲垣が永年熱望していた原作の映画化を実現した超大作。武田軍の名参謀、山本勘助の波乱万丈の人生を描いた本作は、三船プロにとって前年の石原プロとの共作『黒部の太陽』による大成功に続…