2007-06-16から1日間の記事一覧

川島雄三『銀座二十四帖』(1955)

(117分・35mm・白黒)少女時代に肖像画を描いてくれた画家との再会を待つ主人公(月丘)は、行方知れずの夫を持ちながらも、銀座の花屋経営者コニー(三橋)に惹かれてゆく。物語よりは銀座の風景描写に力を入れたと川島本人が述懐するほど見事に都会が描写…

ジョン・カサヴェテス『アメリカの影』(1961)

『SHADOWS』 (81分・35mm・白黒)ニューヨーク・インディペンデントの雄、俳優としても知られるカサヴェテスの初監督作。C・ミンガスらによる即興演奏、脚本を使わない演出、街頭での大胆なロケーション撮影により、若き混血ニューヨーカーたちの生々しい感…

アルフレッド・ヒッチコック『レベッカ』(1940)

『REBECCA』 (129分・35mm・白黒)大恋愛の末に後妻として富豪の家に嫁いだ女が、その館に先妻レベッカの影を色濃く感じ、そして不気味な家政婦の存在に言い知れぬ恐怖を覚える。ヒッチコックがハリウッドに移って初めて撮った作品だが、英国上流階級の陰鬱…