改装前の大丸で商品券を使うために、高山宏『近代文化史入門』(講談社学術文庫)を購入。フランスにおいて言葉と物を媒介する表象がうまれた、とするフーコーの議論を、「1660年代のイギリス」を焦点として歴史的に補完する試み。たいへん面白い。「見る」というのがキーワード。コメニウスは薔薇十字団員だったそうで、知識がなくて深い理解が難しいので、もちょっと勉強してみたいと思った。「脱領域」なんて言わなくても、十分正統的な仕事なのではと思う。