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『官邸崩壊』を読み終えた。安倍はやっぱり馬鹿だと思ったけど、最後まで読むと哀れにも思えてきた。知力に欠けるぶんエリート政治家一家の皮膚感覚で補ったのだろうが、「マスコミは味方だ」という変な刷り込みとか、小泉にビビリまくっている姿とか、やっぱり器じゃなかったんだな、と可哀相にすら思えてくる。アジア外交で功を奏した「曖昧戦略」も、やがて復党問題で中川秀直を硬直化させ、松岡を自殺に追い込み、年金問題への対処を遅らせた。参院選を前にした教育法案の強行採決も、これ以上の政治的貧困はふつうありえないよなという感じだ。南無阿弥陀仏。
- 作者: 上杉隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/08/23
- メディア: ハードカバー
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最近精神的にどんどんマッドになっているので、今日は「狂気」について書かれた本を読んだ。気分にマッチしているものを読むと、理解しやすいのでよい。
そういえば昨日、東京駅の改札で「ジェンキンスさん」に遭遇した。小顔だった。