最寄駅の手前で降りて散歩しながら帰宅していたら、まえをカップルが歩いていた。おしゃれなスーツを身にまとった細身の男と、おぼこそうな服装の女子大生。細身の男は、女子大生の腰にわずかにタッチしている。すると、女子大生が「こっちよ」という感じで、道を案内しているではないか。わたしはすぐさまHな推測を働かせ、ははん、初のお泊りデートだなと、ピンときたのだった。
というわけで、路地を左に曲がるカップル。続いて、本当はまっすぐの道なのに、わざわざ左に曲がるわたくし。ストーカー行為だ。
まあ、ストーカー行為は一分もたたずに終了し、カップルは幸せそうにきれいなマンションに入っていった。おぼこい娘は、両親から十分に資金援助を受けている裕福な学生なのであろう。私は、チェッ、うまいことやりやがって、と舌打ちしてから、その場を去ったのであった。
はい、キモイですね。キモイ行動をして、すみませんでした。