納得できず。人生に嫌気が差してきた。
『哲学の歴史7理性の劇場 カントとドイツ観念論』(中央公論新社)は全体的に興味深そうな内容だが、とくにヘーゲルの項(加藤尚武執筆)がすごいことになっている。ヘーゲルの自筆原稿について、「どうしてこれほどひどい文章を書かねばならなかったのか、想像に苦しむ」(445)などと、やりたい放題の偶像破壊。巻末の文献表では、長谷川宏訳がケチョンケチョンにケナされていて、立ち読みでもいいから、確認してみることをオススメする。
ドイツの謎については、日曜にHiroumix氏とも話したけれど、今日、仲正昌樹『日本とドイツ 二つの全体主義』(光文社新書)を確認して、だいぶ頭が整理された。これは良い本ですね。
めちゃくちゃカッコイイ。

The Sidewinder

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