精神的に最悪な状態が続いた。どこかの包茎治療医ではないが、「あと二三日で鬱になるかも」という感じだった。とりあえず、漫画を読んだり、映画を観たりして意識を逸らしていたが、自己相対化が得意な私も、「ここで相対化するのって逃げじゃないの」と「相対化を無効化する相対化」を始めてしまい、たいへん苦労した。長期的な選択も含め、これからじっくり考えていこう。
というわけで、マンガの紹介。

は相変わらずの傑作だった(癒された)。少女マンガだと、

を7分の4まで読んだ。これを読んで、少女マンガでは「恋そのもの」よりも「恋からはじまる三角関係」の方が問題であるとわかった。『NANA』でナナとハチの気持ちがすれ違うのも、この文法に則ったものだろう。

も10巻続けて読んでしまった。このエロマンガは想像以上の傑作。東大志望の男子高校生が、「大学に入ったら女とセックスしよう(深層心理)」と思って勉強しているのは、マンガ初出時の時代背景なら十分ありえるし(今でもそう?)、東大女子がそういう不自由さから自由な形で合格する結果、東大男子より優秀というのもかなりリアルな設定だと思う。実際、水野ハルカの実家は文化資本が高そうだ。

もエロさでは負けない。めちゃくちゃ面白い。残りの巻が楽しみ。
映画本。飯田橋ブックオフで数日前に購入した。

ときどき廣澤虎造の浪曲を聴き返しているが、『次郎長三国志』のシーンが鮮やかに蘇ってきて楽しい。マキノは最高だと思う。