今日は神保町に寄った。どん詰まりなので。▼古書モールにて『教育五十年史』を千円で購入。学制発布50年記念として関係者の談話・回想録が収められたもの(大正11年刊の復刻版)。これが大変読みやすく、良い買い物であった。九鬼隆一の回想記なんてすごく面白い(海外留学生が薩長に偏っている指摘に中江兆民がコロっといっちゃうあたり)。▼もう一冊、250円で買った本があるのだけど、こっちは買う必要がなかった。失敗した(前にも失敗した著者なのだが、成長しているかと思ったら微妙だった)。▼エチオピアでカレーを食べて、disk union でCDを購入。どん詰まりなのだから、きれいな音楽を聴かないといけない。内田光子モーツァルト。▼昨日買った森銑三『初雁』はとても面白かった。勝小吉の放浪も良かったし、「新島ものがたり」も良かった。とにかく〈ちょっと良い話〉が満載。「鳥島に漂著した人々」は吉村昭の小説の元ネタで、懐かしかったし、面白かった。▼帰りにマンガを買った。読んだらまた言及することもあるだろう。▼帰宅途中ですこし閃いたが、それは到底短期間では成し遂げられないプロジェクトなのであった。▼ディプレッシブな気分に苛まれてもそれに負けずにやっていきたい。▼そういえば、坪内祐三の大阪本を立ち読みしていたら、坪内はインデアンカレーの〈甘辛さ〉に高評価を与えていた。それをいま思い出した。

モーツァルト:ピアノソナタ第8番&第11番&第14番&15番

モーツァルト:ピアノソナタ第8番&第11番&第14番&15番