NHKスペシャルの「女と男」の番組を見てみたら、完全にトンデモ番組だったので、逆に目が離せなくなった。女性脳科学者が間違った人類学的推測をしたり、妙な男性学者が女のウエストを測ったりしている。「感情的な女脳と自己中心的な男脳の実例提供?」とまでは思わなかったが、色々とツッコめて楽しかった。
岡崎武志(古本ライター)のブログに、「「グーグー」はダメだった」と断言されていたので、「どれどれ」と期待して読んでみたところ、相変わらずつまらない感情的反応しか記されておらず、期待を抱いた自分の軽はずみに恥じ入った。数日前のブログに目を通していると、今度は立川談志の「芝浜」が取り上げられて、「これは野暮ではないか」と否定的意見が書いてある。談志の芸への姿勢が「野暮」なのは一目瞭然だし、そこが談志の偉大なゆえんだとも思われるのだが、落語は粋でなくてはならないとの先入観に基づき、乱暴な批判がしてあるのは、頭が悪いとしかいいようがない。「頭が悪いのだから、古本のことだけ書いてればいいんだよ」と周りの誰かがアドバイスした方が良いんじゃないか?