2007-05-03から1日間の記事一覧

憲法記念日、ノック死去

風邪気味で身体がだるい。東京駅丸の内口に出ると、右翼の街宣車と警察と機動隊。「教育荒廃の極み」とヘタな字で書かれた車に乗った団体員が、マイクで他の車の団体員と話していて、「若林さんはよ、オンナのケツばっか追っかけてっからよ、運動に興味ねえ…

黒木和雄『TOMORROW 明日』(1988)

(105分・35mm・カラー)原爆投下までの最後の一日を送っている長崎爆心地付近の庶民を描いた黒木後期の代表作。結婚式、出産、召集令状の到着といった人それぞれの出来事を描くにあたり、黒木らは井上光晴の原作にあった時間の流れを解体し、スケッチ風の演…

黒木和雄『ぼくのいる街』(1989)

(23分・16mm・カラー)黒木自身も会員だった「平和博物館を創る会」に指名されて監督した短篇で、1945年1月の東京初空襲の際に亡くなったという東京・銀座の小学生が現代に甦る。高間賢治のキャメラは少年が銀座をさまよう姿をその目線の高さで追っている。…