憲法記念日、ノック死去

風邪気味で身体がだるい。東京駅丸の内口に出ると、右翼の街宣車と警察と機動隊。「教育荒廃の極み」とヘタな字で書かれた車に乗った団体員が、マイクで他の車の団体員と話していて、「若林さんはよ、オンナのケツばっか追っかけてっからよ、運動に興味ねえんだよ…」というボヤキが聞こえてきた。硬派な人と軟派な人がいるみたいだ。
ニュース23をつけてみたら、相変わらずぬるい駄弁りで、観ていられない。カヤノという哲学者が出ていて、何か話していたけれど、内容が薄すぎて、ほんと無内容な人だなぁということだけが、ひしひしと伝わってきた。「若林さん」となんら変わるところがない。
ここ数日のうちで、矢野龍渓安田善次郎伝』(中公文庫)、村上春樹和田誠『ポートレイト・イン・ジャズ』(新潮文庫)を八重洲古書館で入手。『ポートレイト〜』を読んで感じたのは、村上春樹のジャズマニアぶりの凄さと、その表現力の途方もなさだ。プロの作家は凄いな、と、感心するというよりは、驚いた。

ポートレイト・イン・ジャズ (新潮文庫)

ポートレイト・イン・ジャズ (新潮文庫)

横山ノック死去。『上岡龍太郎かく語りき』(ちくま文庫)から引用しようと思っていたが、すでに長くなったので、やめておく。ご冥福をお祈りしたい。