古館と安部

報道ステーションで安部首相と古館が激突、と言っては大袈裟だが、ともかく首相が出演。農相問題では古館が健闘していたものの、小泉のときからずっと古館は「規制緩和」「分かりやすい政治」を無批判に信奉する悪い傾向があり、今回もそれが見られた。
民営化、効率化が必ずしも唯一の回答とならないケースがあること、何で分からないのかなぁ？官僚の天下り批判も、「分かりやすい」んだけど、それだけしか言ってないとただのバカ。公的セクターでは競争市場における評価が成立しないんだから、民営化に準拠した改革は、監視コストの増大、評価システムの硬直性を生む可能性がある。官僚の天下りを認めないんだったら、給与面を手厚く保護しなければならない。こんなの、自明だと思うんだが･･･。
安部のメディア戦略も鼻につくし、安部の得意な話にもっていくようにあらかじめ条件が提示されているようにも感じられた。茶番である。