2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

トム・ケイリン『美しすぎる母』(2007)

SAVAGE GRACE スペイン・フランス・アメリカ映画 英語・仏語・西語 1時間37分 出演:ジュリアン・ムーア、スティーヴン・ディレイン、エディ・レッドメイン エレナ・アナヤ R-18 夫に捨てられた美貌の妻とその息子。拠り所を失った二人の行き着い…

爆笑問題の番組に、子安宣邦先生が登場。一流の学者は本質的に青臭くなくちゃいかん、と思うわけだが、そういう青臭い核心に太田が見事に迫っていて、感心する。 小沢の政策構想に財政的裏付けが乏しい(乏しすぎる)ので、高橋洋一流「埋蔵金」発掘でどうだ…

臨時国会冒頭での解散で、11月2日および9日が総選挙となる見込み。三選決定の小沢民主党代表は政策構想を発表。実現したらどうなるのか(そもそも可能なのか)が全くわからないが、ともあれ民主党を応援する以外の選択肢はなさそう。 「晩鮭亭日常」さんのブ…

ヨーエ・マイ『アスファルト』(1929)

ASPHALT(117分・18fps・35mm・無声・白黒)*日本語インタータイトルのみ 1930年1月日本公開。実直な若い警察官と女泥棒の道ならぬ恋と犯罪を描いた作品。ベティ・アマンの官能的魅力が話題を呼び、1928年に発足して間もない東和商事最初のヒット作となった…

ロベール・ブレッソン『バルタザールどこへ行く』(1964)

AU HASARD BALTHAZAR (95分・35mm・白黒)1970年5月日本公開(ATG共同配給)。飼い主をはじめ周囲の人間たちの変化を常に見守り、ときにはその犠牲ともなるロバのバルタザール。淡々とした心情表現ゆえにかえって胸を打つ、異色の監督ブレッソンの傑作。撮…

『バルタザールどこへ行く』の後、映画評論家のドナルド・リチーさんの講演があった。『アスファルト』は「『カリガリからヒトラーへ』(みすず書房)が面白く読めるんじゃないか?」と予想して見にいったのだが、想像以上に面白い作品だった。ベルリンの都…

高田里惠子『男の子のための軍隊学習のススメ』(ちくまプリマー新書)はとても良い本だった。軍隊について理解することなしには、近代以降の日本の理解は覚束ない。 この間、本屋で本を見ていて「あれ?」と思ったのだが、『ルーダンの憑依』の表紙は『尼僧…

オフ会

外市で「正式の証明」(u-sen)さんにお会いする。オフ会処女(童貞)を喪失。退屈男さんとも軽くご挨拶。 読書ブログ界・マンガ批評のことなど、色々とお話しする。9割5分ほどはボクがしゃべっていたので、驚かれたかもしれない。ボクは駄弁ることにかけて…

「高校生クイズ」*1で母校のチームが活躍し、けっこう大きく取り上げられていた、という風の噂。番組が見られなくて残念だった。 そういえば、ここで時々コメントをくれる人のなかにも、かつて出演したことのある人がいたような、いなかったような…。薄い記…

Hiroumixのセッティングで池袋で同僚(?)飲み。居酒屋の店員さんが可愛らしかった(ギャル)。 場所を変えて、BARみたいな店へ(ってBARか)。ベルギービールというのを飲む。今日初対面だった女性が帰ってから、小難しい話をS君と。勉強熱心でツボを突い…

政局

福田首相辞任を受け、総裁選へと向けた動きが活発化。新聞を読むと、<自分だと選挙に勝てないので、道路財源の一般財源化と消費者庁の設立の方向性を麻生に託し、自民党の存続を優先させる戦略をとった>というのが、福田辞任のタイミングを説明する理由の…

BIGBOXへ。屋内なので涼しいし、落ち着いた気分で本を探せた。あまり買わないつもりだったが、資料を含めて6冊ほど購入。 今日はM・オークショットのエッセイをいくつか読んでみたのだが、良いことを言っているのは分かるけれど、「そこまでピッタリと来ない…

猫が通せんぼ

帰り道の狭い階段で「誰かに見られている!」と第六感が働いたと思ったら、ネコだった。ものすごく邪魔そうな目でボクを見つめて、まったく動こうとしないので、オウム信者よろしく、写真撮影攻撃で応戦。 二枚目の写真を撮ったら、背後に光の玉が二つ。「赤…

横浜×阪神戦@横浜スタジアム

先発は岩田と吉見。岩田がボコボコに打たれまくった*1。 それにしても野球ファンにはヤンキー系が多い。その完成型が893。チラホラと刺青している人を見かける。 代打桧山が三振で試合終了。大阪人のファンのガラがとても悪かった。金本敬遠の場面で「金返せ…

ジェームズ・C・ストラウス『さよなら。いつかわかること』(2007)

GRACE IS GONE アメリカ映画 1時間25分 出演:ジョン・キューザック、シェラン・オキーフ、アレッサンドロ・ニヴォラ 音楽:クリント・イーストウッド イラク戦争に従軍していた妻が戦死したことを、自身受け入れられず、娘たちにも伝えられないスタンレー。…

『論座』も終焉

『論座』最新号を見ていると、やっぱり無くなるのは惜しい雑誌かもしれないと思えてくる。川出先生の論考がとても重要。「集団はデモクラシーにとっての敵なのか、味方なのか」という観点から、デモクラシーの「共和主義モデル」(仏)と「多元主義モデル」…

政権をはじめとして色んなものが崩壊している中、ボクはといえば、昨日の雨でスベって転び、どうやら太ももに軽い肉離れが生じた模様。階段登るのがツライよう。 1999年に録音された古今亭志ん朝「お見立て/火焔太鼓」を聴いたのだが、若い頃のCDと比較する…

福田政権崩壊

福田首相が突然の辞任表明。「麻生政権で総選挙」のシナリオも以前から囁かれていたとはいえ、サミット後の内閣改造で長期政権への意欲も窺われていただけに、臨時国会召集・解散総選挙等をめぐる公明党との折衝によほど困難を覚えたのだろう。 これで小沢が…