2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

もろもろ

hiroumixらに漫画等の話を聞く。 京橋から歩く。心身の状態が優れなかったため、ちょうど良かった。

溝口健二『お遊さま』(1951)

フィルムセンター。 (93分・35mm・白黒)谷崎潤一郎の「蘆刈」を映画化したもので、溝口の黄金期を形作る大映における第1作であると同時に、宮川一夫が撮影を務めた初めての溝口作品。姉(田中)の方に惚れながら見合い相手の妹(乙羽)と結婚した一人の男…

もろもろ

BCの調子がすごく良かったほかは、ほとんどすべての調子が悪かった。最悪だった。 マニアックな仏教用語がつぎつぎと続出していた『融通空間』「良忍」の連載が完了。おつかれさまでした。

教育関連

このドタバタ劇はいったいなんだったのかね。「業績の低い学校に予算を減額したら、その後どうなるのか」という想像力をまったく欠如させたまま政策が進行したのだから、すごい。 伊吹文部科学相は8日、「学校の評価を進学率などで評価する風潮を助長させて…

文科省への自殺予告

▽浜田寿美男・奈良女子大教授(発達心理学)の話 手紙に書かれたいじめの内容は具体性に欠け、筆者の特定は難しい。当事者たちに知られたくないという思いから、細かい事実を言いづらいのだろうか。今の時点では何とも言えない。 文章全面から攻撃的な気持ち…

ミクシィー

BCを昨日から再開した。風邪のため不調とはいえ、二日目の今日はやや調子が戻ってくる。 さて、キミーのコミュニティーというのがミクシィー上に存在するので、興味のある人は見てみるとよいと思う。キミーが奉職している「大阪府立S高校」で検索可能だが…

『ヨコハマメリー』

同じく飯田橋ギンレイホール。大傑作。万難を排して見るべき作品。監督、中村高寛。主演、永登元次郎、五大路子、杉山義法。 横浜伊勢崎町あたりを拠点に1995年の冬まで、「ハマのメリーさん」と呼ばれていた老娼婦がいた。彼女は突然姿を消したのだが、本作…

『嫌われ松子の一生』

まったくひさびさに飯田橋ギンレイホール。2006年、中島哲也監督。出演、中谷美紀、瑛太、伊勢谷友介、ゴリ、柴崎コウ。 CG加工が美しく、ミュージカル仕立てのストーリー運びも秀逸。構成、情景の描写ともに、たいへん良く出来た作品。中谷美紀が素晴らし…

藤原校長

テレビで藤原校長。総合的な学習の時間に模擬裁判に取り組んでいた。模擬裁判である必要はないのではないか、ただのディベートではないかと思ったが、「世の中では答えのない問題がほとんどだ」ということを教えるのが狙いということで、まあそれもありか、…

買った本についての長い目の紹介

神保町へ。『QT社会』という本を買いたかったのだけど、古書会館に立ち寄ったところ、買わねばなるまい本を発見してしまったので、それだけを買っておしまいにすることにした。2100円だったけど、ちょっと高かったと思う。 勉強。飽き飽きしてきたので、ブッ…

溝口健二『殘菊物語』(1939)

名作。フィルムセンター。 (143分・35mm・白黒)村松梢風の同名実録小説を原作にした、一人の歌舞伎役者の悲哀に満ちた出世譚である。『浪華悲歌』以来溝口が用いていた長回しのテクニックはここで完成度を一気に高め、緊張感あふれる大作となった。花柳章…

溝口健二『祗園の姉妹』(1936)

フィルムセンター。 (69分・35mm・白黒)『浪華悲歌』では大阪弁の言葉遣いが気になって演出が手薄になったという監督が、本作では京都の花街に生きる姉妹芸者の人物造型に挑戦した。結末の芸妓(山田)の絶叫とともに、当時から絶賛を浴びた溝口=依田コン…

写真集

サービスショット。 おい、起きろ。 酒屋がつぶれて、家が建つそうだ。 この子は本当にかわいい。ころころと笑う。 たぬき。

写真加工

『融通空間』に私の写真がものすごく厳重にモザイクをかけられたうえで掲載されている。どうやってあんなモザイクをかけるのか。すごい。

溝口健二『虞美人草』(1935)

ついに溝口健二特集。 (73分・35mm・白黒)夏目漱石の同名小説に、伊藤大輔が潤色を加えた一篇。主人公の男が二分された社会層、二人の女のもとを行きつ戻りつし、自他の心を動揺させる。原作が令嬢の藤尾をヒロインとしたのと違い、大倉千代子扮する庶民の…

訃報

白川静。なくなったらしい。 あと、各地でいじめがらみの自殺が頻発。「なくなった命を無駄にしないでほしい」との声をよく聞くが、命とは、有用であるとか、無駄であるとか、そういう基準を超えて、肯定されるべきものではなかったか、とモラリストの私は思…

生きてます

風邪でちょっとつらくなってきた。 いろいろあって、かけないこともいろいろあった。 甥っ子があまりにかわいいので、デジカメ写真でもアップするかもしれない。 おばあさんはいよいよ弱り、「ぼけ」と言われた。ぼけているのは確実におばあさんの方だが。 …