2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

オレオレ詐欺に手を染める若者にはエリートも多いという話(NHK)。エリート大学生が利己的で拝金主義的だ(公共心が欠如している)というのは、確かにそうなっているのかもしれない。 高校のときの同じクラスに「俺は良い大学に入って外資で稼ぎまくるんだ…

ビクトル・エリセ『エル・スール』(1983)

監督+脚本:ビクトル・エリセ/撮影:ホセ=ルイス・アルカイネ 出演:オメロ・アントヌッティ、ソンソレス・アラングーレン、イシアル・ボリャン 『ミツバチのささやき』から10年、生まれ故郷アンダルシアを捨てて活きる主人公の父(オメロ・アントヌッテ…

『エル・スール』を見にいったら、ほぼ満席だったので驚いた。しかし不思議な映画ですね。冒頭シーンはむかし授業で見たことがある。 サイバースペースの海に浮かぶ孤島のようなこのブログだが、はてなスターが付いているのを発見すると、この宇宙にも他に知…

『エル・スール』を観にいく気マンマンで作業を進めている途中、あな珍しや、zima氏より晩飯の誘い。いそいそと上野に向かう。 最近の自分は、宗教的なものの復活を真剣に考えているので、世界不況とも絡めつつ、資本主義とその精神における西欧的伝統、翻っ…

キューバ革命の番組に飽きてチャンネルを変えたらウツ病の人が映っていた。自分もときどき急激な不安感に襲われることがあるが、自分は別にしても、現代日本のアノミー状況については真剣に考える必要がある。形式合理性を追求する「組織」の原理だけではな…

『イスラーム帝国のジハード』

佐藤次高『イスラーム世界の興隆』(中公文庫)はどうにも頭に入ってこない文章だったのだが、小杉泰『イスラーム帝国のジハード』(講談社)はとても読みやすくて分かりやすい。イスラームが誕生し、広がっていった理由は謎というほかないし、またヒジュラ…

清和会といえば、このブログとも無縁の存在ではないが、森の中川外しで町村が会長になったようだ。権力闘争は政治の本質だが、森の中川への個人的憎悪となると、どのくらい本質的なのかよく分からん。

森崎東『喜劇・男は愛嬌』(1970)

渥美清(オケラの五郎)、倍賞美津子(小川春子)、寺尾聰(曽我民夫)、沖山秀子(ギン子)、中川加奈(美代子)、財津一郎、宍戸錠、田中邦衛、浜村純 少年院あがりの春子を更正させようと、民夫は保護観察官を買って出るが、そこに民夫の兄・オケラの五郎…

森崎東『喜劇・女は度胸』(1969)

主演:花沢徳衛 (桃山泰三)、清川虹子 (桃山ツネ)、渥美清(桃山勉吉)、河原崎建三(桃山学) 、倍賞美津子(白川愛子) 、沖山秀子、有島一郎、春川ますみ、中川加奈、大橋壮多、佐藤蛾次郎、久里千春 渥美清を兄にもつ弟は工場勤めの倍賞美津子と結婚…

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朝から妙な電話。妙な気分もありつつ、本業に集中。夜、浅草。 話題の水村美苗氏だが、非英語圏における厚みをもった文学的伝統の希少性と、それを可能にした日本の人口規模という視点はとても重要な指摘だろう。西欧多重言語者であった加藤周一が、科学者と…

ターセム『落下の王国』(2006)

THE FALL 1時間58分 出演 リー・ペイス、カティンカ・アンタルー 大けがで入院し自暴自棄になったスタントマンの青年は、腕を骨折した少女にある目的のため、気を引く思いつきの冒険物語を聞かせ始めるが、やがて≪二人の物語≫は2人に希望をもたらす…

昨晩は四人会。酒を飲んで話す。 O君とアニメの会話。『NHKへようこそ』の岬ちゃんの声がカワイイ、という話をしていると、O君も「岬ちゃんの清楚・天然キャラは大好きです」と激しく同意しつつ、「でも『NHK』は設定が横浜ですから。横浜なんて東京…

陰に籠もって思い悩むのは自分の得意技だが、根幹の部分がどうしようもなく空白といってみても、まったくの空白だと考えるのはナンセンスで、中身がギュウギュウに詰まっていると言い張るには無理があるとしても、せめて2割くらいは目盛りが進んでいると考え…

根本的な部分に立ち返る必要が生じていることは痛いほど自覚しているのだが、それが根本的であるだけに、さしあたってやり過ごす態度も必要かと思い、この二ヶ月が過ぎたわけだが、しかしさすがに気持ちが悪くなってきた。根幹の部分がどうしようもなく空白…