2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

池袋周辺をウロウロ。ジュンク堂で買い物。 スーパーの福引で「ハワイ旅行(2名様)」を当てた人の話を聞き、「そんなマンガみたいな現実が存在するんだ」と心底驚く(笑う)。 坂本昌成『リベラリズム/デモクラシー』(有信堂)。とても面白い。ほとんどリ…

成瀬巳喜男『銀座化粧』(1951)

(87分・35mm・白黒)大女優・田中絹代を主役にして、銀座のバーで働く女性たちの日常生活が丹念に描かれた佳作。ひとり息子を育てながらバーで働く雪子は、同僚の知人である石川を東京見物に案内した縁で、石川に淡い恋心を抱く。のちの東映監督・石井輝男が…

ブックオフでは売れるかどうか分らないが、それなりに価値のありそうな本を「古書往来座」に持って行ったら、なんと2500円になった。予想外の高価格。 喜んで、佐藤幸治『憲法とその“物語”性』、宇野『デモクラシーを生きる』、清水幾太郎『流言蜚語』をその…

衣笠貞之助『薔薇いくたびか』(1955)

(135分・35mm・白黒)たがいに相手を想いつつも運命のいたずらに翻弄される男女を描いたすれちがいのメロドラマ。長谷川一夫は日本舞踊の家元の役で助演し、スーツ姿で関西弁を披露する。数年後に大映のトップスターに成長する若手俳優たちの生き生きした演…

日雇い派遣が見直されることになったらしい。別に難しい話でもないと思うので、早急に法整備してもらいたい。6日の福田首相の発言が影響したようだ。 「せんねん灸」の効き目は素晴らしい。

11242。252992+11242=264234。未処理。

「もの」と「こと」

木村敏『自分ということ』(ちくま学芸文庫)をパラパラ読んで、とても面白い。西田哲学、ハイデガーなどを背景にして、「ノエマ的自己(もの)・ノエシス的自己(こと)」の「二重性の自己」が論じられる(ノエシス的自己はカントの「超越的統覚」にも類比…

最近どうも肩が凝るなと思って、しばらく「せんねん灸」をサボっていたことを思い出す。早速、買いにいった。 山岸先生の『安心社会から信頼社会へ』を読みなおし、高学歴大学は「社会的知性」を増進させる、という結果に、「ふーん」と思った。

サム・ガルバルスキ『やわらかい手』(2006)

IRINA PALM イギリス・フランス・ベルギー・ドイツ・ルクセンブルグ合作映画 英語 1時間43分 監督: サム・ガルバルスキ 出演: マリアンヌ・フェイスフル、ミキ・マノイロヴィッチ、シボーン・ヒューレット 平凡な主婦マギーが、最愛の孫の手術費用を工面す…

『政局から政策へ』

飯尾潤『政局から政策へ』(NTT出版)を読了。『日本の統治構造』とあわせて、知的エリート必読の書。逆にいえば、この本を読んでおけば、さしあたっての政治的基礎知識は十分だと考えられる。 興味深い論点は多数提出されているが、なかでも小泉政権への極…

2268+5481+20767=28516ポイント。28516+224476=252992。未処理。

秋葉原の事件

報道されている犯人の言動から読みとるかぎり、「自分の尊厳を否定した(された)人間が他の人間の尊厳も否定する」という、悲劇の構図(の反復)であると考えられる。とすれば、「犯人はなぜ自身の尊厳を否定せざるをえなかったのか」「他者から承認を調達…

朝、そこそこ魅力的な仕事のオファーが来たが、「今年は出来ません」といって断った。

秋葉原の事件

詳細がだんだんと分かってきた。各紙夕刊をチェックして、悲惨な現場写真に言葉を失う。 犯人は人間関係能力が低く、自己肯定感が乏しい反面、極端な万能感を追求するタイプであったようだ。生育歴等の詳細もまもなく明らかになることだろう。 犯人が派遣社…

麻雀でヘコむ

惜しいゲームもあるにはあったが(「發ポン」で良い所までいった展開と、ポンで鳴いとけばチンイツの可能性があった展開)、基本的にありえないほどの異常な勝負弱さを発揮し、さすがにヘコんだ。 「たかが麻雀」とはいうものの、「悪い予感が当たった」とい…

秋葉原で殺傷事件。殺伐とした背景の予想される事件である。 報道によると、あまりにもひどい犯行内容で、「社会への恨み」という動機だけでは、このような殺人は起こり得ないだろう。暴力団員を名乗ったというのも意味不明であるし、まともな(=論理的な)…

成瀬巳喜男『驟雨』(1956)

(90分・35mm・白黒)東京西部の新興住宅地を舞台に、面倒な近所づきあいの中で、生活に倦み始めた夫婦のすれ違う心情を浮かび上がらせた1956年の正月映画。脚本は岸田国士の数篇の一幕戯曲を水木洋子がまとめたもので、題名の通り、成瀬映画が好んだ雨も効果…

成瀬巳喜男『杏っ子』(1958)

(109分・35mm・白黒)有名な作家(山村)の娘(香川)と結婚したために、劣等感に苛まれ、夫婦の暮らしまでをも荒廃させてゆく文学青年。成瀬の作品歴の中でも屈指のふがいない男を木村功が熱演した。木村が障子越しに老作家をじっと見つめるシーンの視線演出が痛…

珍しい友人から昼食の誘いを受けるものの、研Q会出席のために叶わず。研Q会は「発見4割、苦痛6割」。どうにも視野の狭さを感じる(自分の、ではない)。 夕方から、池袋で成瀬映画。やっぱり素晴らしい。片岡義男みたいに頭の悪い人には分からないだろう…

「げんしけん」

12話を見終わる。これは名作。何といっても「春日部咲ちゃん」萌えである(声優が特に素晴らしい)。 春日部は非オタクなのだが、オタクの高坂に惚れてしまい、「現代視覚文化研究会」という大学サークルに入会する。オタクを毛嫌いし、非常に乱暴な言動を見…

立川談春独演会

@横浜にぎわい座(桜木町)。ユウミリさんも来場。 『赤めだか』出版記念の落語全国行脚の話のあと、九州の大ホールの話が面白かった。演目は次のとおり。 宮戸川 寝床 話情浮名横櫛―稲荷堀― 「宮戸川」は「お花半七馴れ初め」編。夜半、仲人好きの叔父の家…

東武東上線を初体験の末、来年度の見過ぎ世過ぎがとりあえず確定。Hiroumixの口利きのおかげ。ひとまず(人生計画は)予定どおりだし、いま出来ることを着実に頑張っていきたい。 いったん帰宅して、NHKドラマ「瞳」を視聴。「瞳」の面白さは抜群だと思う…

32374ポイント。192102+32374=224476。

やっぱりメディアミックスか?

「クローズアップ現代」で出版不況と書店経営の話題。(出版不況に限って言えば)結局のところ、「ベストセラーをどうやって生みだすか?」が、根本的な課題なのではないかと感じる。 というのも、専門書の読者層は、出版不況などの情勢にかかわらず固定的に…

電子辞書が壊れたので、紙の辞書を購入。「中学生が英語を勉強するのに、電子辞書を使うのはどうなんだろう?」と思っていたけれど、実体験してみて、紙の辞書の優位性を確信。便利である。 チーチーパッパはアーベルボー(Averbo)。ゲーベン…ガープ…ゲゲー…

「習熟度別に40人〜20人学級で 大阪府教委が小中学校の授業改革案」

大阪府教委は3日、橋下徹知事が掲げる習熟度別授業推進構想と、現行の35人学級制を組み合わせた小中学校の「小人数・習熟度別指導推進事業案」の概要を明らかにした。1学級の上限人数を、習熟度の高いグループは40人、低いグループは20人とするなど…

衣笠貞之助『狂った一頁[サウンド版]』(1926)

(59分・35mm・無声サウンド版・白黒)衣笠が横光利一や川端康成ら「文芸時代」の同人に協力を仰いで製作した前衛映画。精神科病院を舞台に、混沌とした患者たちの世界が、激しいモンタージュや多重露光などの実験的手法を駆使して描かれる。1975年に衣笠自…

衣笠貞之助『月形半平太[パテベビー短縮版]』(1925)

(14分・16fps・35mm・無声・白黒) 小説家・直木三十五が奈良に設立した聯合映画芸術家協会の第一回作品。新国劇の沢田正二郎が、幕末の志士・月形を演じる。沢田の多忙なスケジュールの合間を縫って、衣笠は不眠不休でわずか8日間のうちに撮影を完了し…

「爆笑問題のニッポンの教養「愛と幻想の価値論〜経済学」」を視聴。タチバナキ先生って、あんな人だったのね。太田はマルクスの価値論を「千両みかん」で説明し(秀逸)、バブル時代の価値観、村上ファンドやホリエモンを批判。対するにタチバナキ先生は、…

シェルビング

怖ろしい一日。握力が失われた。 シェルビング組み立てスペース確保のため、本を移動。 既存の棚を移動するため、本を移動。 配置替えした棚に本を入れ直すため、本を移動。 新しいシェルビングを設置し、本を移動。 本の多さに驚き、古本屋に要らない本を移…